昨日行われたゴルフのマスターズで、松山英樹選手がアジア人として初めての優勝を成し遂げました。
10年近くチャレンジを続けての優勝は、積み上げた努力の結果です。
全然スケールは違いますが、私自身もアメリカンフットボールで10年間負け続け、ようやく35歳の時に勝つことが出来たという経験があり、諦めずにチャレンジを続けて、ようやく勝った時の喜びを知っています。
きっと「チーム松山」のメンバーの皆さんは、今頃勝利の喜びに浸っていることでしょう。
そこで今回は「あきらめない」ことの大切さについて書きたいと思います。
人間には自分で勝手にあきらめる人と、ダメでも行動を起こしてやってみる人と2種類の人がいます。
勝手にあきらめる人は、「〇〇さんにはできるかもしれないけど、自分には無理」「絶対にできない」などと最初から行動を起こそうとしません。
ですが行動を起こしてやってみれば、意外とできてしまうものなのです。
皆さんも「できない」と思っていたけれど、「やってみたら意外とできてしまった」という経験はありませんか?
例えばもう25年近く前のことになります。
誰にも教えてもらわなかったこともありますが、私が初めてスノーボートをした時はスキーと違って両足が固定されるので、最初は「これは絶対に無理」と思いました。
すぐにスキー板に履き替えようかと思ったくらいです。
それがスキーで雪には慣れていたこともあるとは思いますが、見様見真似でやってみた結果、約2時間後にはなんとか中級者コースの斜面を転ばずに降りられるようになりました。
仕事でも同じような経験があります。
もともと私はパソコンとかが得意ではありません。
今も説明書などを読むのが嫌いなので、機械関係は全般的に苦手です。
社会人になるまでウインドウズというのは何かのゲームだろうと思っていたくらいだったので、ホームページを作る人とかは異次元の世界と思っていたのですが、それでも起業して必要に迫られて自分でホームページを作ってみたら、苦労はしたけどいつの間にか自分で作れるようになっていました。
今ではホームページも、このサイトも全て自分で作っています。
このように人間はやってみれば意外にできてしまうものなのです。
もちろん人によって能力に差があるのは事実ですが、人間というのは生まれつきある程度の能力は持っていて、実はそれほど能力に差があるものではないからです。
例えば世界最速の陸上100メートル走の記録はウサイン・ボルトの9秒58です。
日本人の最高記録でも桐生祥秀選手の9秒98です。
それに対して足の遅い一般人でも、大抵は15秒程度あれば100メートルを走ることができます。
その差は約5秒程度。
英単語を20個覚えるのに、能力の高い人が1時間で覚えてしまうとします。
能力が低い人、覚えることが苦手な人でも、集中して1時間半もかければ覚えられるのではないでしょうか?
人間の能力差なんて、所詮その程度しかありません。
だから「自分にはできない」と最初から勝手にあきらめないで、とりあえず行動してみて、それを続けてみてください。
人生は短距離走ではなくて長距離走です。
いつか目標とするゴールに辿り着けばいいのです。
けっして急ぐ必要はありません。
高校中退したからといって悲観的にならず、自分の可能性を信じて一つ一つ行動を継続してみてください。
ウサギじゃなくて、亀のペースでいいので一歩一歩目標に近づいていきましょう。
諦めないで続けていれば、きっとどこかで「自分でもできる」という手応えを得られる瞬間がくると思いますよ!
久保 逸郎
最新記事 by 久保 逸郎 (全て見る)
- 勝手に諦めないで、チャレンジを続けよう - 2021年4月13日
- 高卒認定試験出身であることは就活でマイナス要素なのか? - 2021年3月6日
- 公立の通信制高校を上手に利用しよう - 2021年2月14日