高校卒業

経済的に厳しくても、高校卒業を諦める必要はない

ドロップアウト専門アドバイザーの久保逸郎です。

私の本業はファイナンシャルプランナー(FP)なので、日々さまざまなご家庭のお金に関する相談を受けています。

資産運用が専門分野ということもあって、目先の教育費などの家計の相談を受ける機会は少ないですが、長い人生においては突然の病気・災害・離婚やリストラ等で計画が狂ってしまい、家計の状況が厳しくなることも往々にしてあります。
実際に子どもが受験勉強を頑張って私立の進学校に進んだにもかかわらず、病気で働くことが困難になってしまい、「授業料が払えない」と相談を受けたことがあります。

そのような場合、子どもの側も少しでも親に負担をかけないようにという思いから、仕方なく進学した高校を中退して働こうと考えることがあるかもしれません。本人の希望だけではどうにもならない部分もありますからね。

しかし、もし本当に高校を続けたい気持ちがあるのなら、まずは学校に相談をしてみましょう。
条件に該当すれば受けることができる、公的な奨学給付金や支援金制度、民間の教育ローン等、いろいろな手段を紹介してもらえると思います。
またアルバイトの許可や紹介をしてくれたりをして、なんとか学校を続けられる方法を探してくれるかもしれません。

次の相談窓口になるのは自治体または社会福祉協議会です。
社会福祉協議会には教育支援資金制度があるので、住んでいる地域の社会福祉協議会に相談を行ってみてください。
授業料や施設費などの学業継続のための費用については、わりと貸付が認められるケースがあるようです。

さまざまな手段を講じても高校を続けることが困難な場合で、どうしても高校を卒業したいという希望があるなら、夜間に授業が行われる定時制高校や、土日にスクーリングが行われる通信制高校で学んで、働きながら高校卒業を目指してはいかがでしょうか?

なかには3部制などの定時制高校(単位制)のような、通学する時間・曜日を自身の都合で決めることができる高校もあります。
とくに公立の通信制高校の場合、卒業までにかかる費用は総額でも数万円程度で済みますから、経済的事情で高校卒業を諦める必要はないといえるでしょう。
まさに本人の強い意志と努力次第です。

高校卒業後も奨学金制度等を使って、さらに進学を目指すこともできます。
とにかく諦めなければ、何かしら方法は見つかるはずです。

(高校ではなくて)大学の時でしたが、家業が倒産してしまった友人がいました。
その友人はアルバイトを頑張って学費を稼いで、大学をなんとか卒業しましたが、現在は会社の社長になって活躍しています。
たぶん若い時に苦労した経験が、その後の人生において役に立っているのだと思います。

何事もすんなりといくことが良いとは限りませんから、簡単に諦めてしまわないでくださいね。

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ドロップアウト専門アドバイザー ファイナンシャルプランナー 高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナーとして独立。 相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行っている。 近年は自身の高校中退経験を踏まえて、高校中退者などのドロップアウトを経験した若い方々へのキャリアアドバイスを行っている。 FPオフィス クライアントサイド 代表
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