高卒認定試験

公立の通信制高校を上手に利用しよう

こんにちは。
前回は私自身が公立の通信制高校を使って、大学入学資格検定に必要な単位の一部を取得したことを書きました。
当時通った学校は愛知県立旭陵高等学校です。
http://www.kyokuryo.ed.jp/

公立の通信制高校は私立通信制高校のようにサポート体制はしっかりしていませんし、年度の途中で転・編入学できないなどデメリットはありますが、自分である程度学習できる人の場合はこのような公立通信制高校を使うメリットは大きいと思います。

その理由は主に下記の3つです。

1、大学受験科目に集中できる
公立通信制高校の場合、月に2~3日程度のスクーリングと、課題レポートの提出、それと年2回の定期試験が単位取得の条件になります。
高校卒業を目指すのであれば週に3~4枚のレポート提出が必要になるので結構大変だと思いますが、高卒認定試験の受験と並行するのであれば多くの科目を履修する必要はないので、それほど大きな負荷はかかりません。
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私は理数系の科目が苦手だったので、最初からそれらの科目を大検で合格することは諦めて、公立通信制高校のほうで単位を取得しました。
大学受験に必要な英語・現代文・古文・日本史などの科目は平日に予備校の大学受験クラスで学んでいたので、大学入学資格検定(高卒認定試験)の本試験で苦労することはありませんでした。

なによりも苦手科目の勉強にそれ程多くの時間を割くこともなく、大学の入試科目のほうに集中できることは大きなメリットだと思います。
全日制の高校で数多くの科目を履修しなければいけない高校の生徒よりも、大学入試だけを考えれば有利かもしれません。

 2、授業料が安い
公立の通信制高校の授業料はとても安くなっています。
参考までに旭陵高校のホームページQ&Aのリンクを載せておきますが、卒業を目指す場合でも年間3~4万円程度です。
高卒認定試験の合格を目指す場合は一部科目の履修だけでいいので、さらに少なく済むはずです。
http://www.kyokuryo.ed.jp/taigai-koho/gakko-annai/yokuaru-QA.htm

3、課外活動もあって楽しい
公立通信制高校に通っている人の年齢はさまざまです。
私が通っていた時も中学卒業したばかりの人から、定年後の60代の人まで大変幅広い年齢の人が通っていました。
その60代の方はレポート提出の期限が近くなると、よく「久保君、教えて」と電話がかかってきました。
中学卒業と同時に田舎から出てきてから仕事一筋で過ごしてきたそうですが、「高校を卒業するのが夢だった」らしく、定年退職後から通信制高校で学び始めたという方でした。それまでほとんど義務教育しか経験していなかった私にとっては、おじいちゃんの年齢のような方が自らの意志で勉強をするというのは大変新鮮でしたし、その方と交流をした経験は今でも自分自身の財産になっています。

また、通信制高校には部活動もあります。
私はスクーリング日の授業後にソフトボールをやりました。
中学時代は野球部だったのですぐに1番ショートを任され、年に1度東海地区の県立通信制高校が集まって行われる大会でも優勝することができました。
全日制高校を辞めてから運動を行う機会は少なかったので、たまに外で運動するのはとても楽しかったですね。
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この他にも修学旅行やスキー学校など、交流の機会はたくさんありました。
私はその高校の卒業を目指してはおらず、大学入学資格検定に合格して大学進学を目指していたので全ての行事に参加したわけではないけれど、その通信制高校で当時彼女もできて楽しかった記憶が残っています。

私は形式上では県立通信制高校を3月末で中退、翌月から近畿大学に入学という形になってしまいましたが、今でも母校のような感覚です。

このような公立の通信制高校は各都道府県にあります。
自分自身の進路を考える時に、一つの選択肢として考えてみてください。

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ドロップアウト専門アドバイザー ファイナンシャルプランナー 高校を1年で中退。独学で大学入学資格検定を取得して大学進学。大学卒業後は大手リース会社、外資系生命保険会社を経て、平成15年3月にファイナンシャルプランナーとして独立。 相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近いセミナー等の講演活動や、マネー雑誌等への原稿執筆などを行っている。 近年は自身の高校中退経験を踏まえて、高校中退者などのドロップアウトを経験した若い方々へのキャリアアドバイスを行っている。 FPオフィス クライアントサイド 代表

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